[交通メモ] 京阪電車の近江神宮前下車すぐ。
近江神宮 TEL 077(522)3725 |
|||||
近江神宮の「文化の日」の行事として定着した流鏑馬*やぶさめの儀式が、今年で第10回を迎えるため記念講座が開かれることになり、神社は流鏑馬PRポスターを作って各駅などに張り出し、観覧を呼びかけている。 同神宮の流鏑馬は、大津京遷都の際に天智天皇が狩りを楽しんだ故事にちなんで、1990年の御鎮座50年式年大祭、平成御大典・紀元2650年の法祝行事として始められた。いらい湖国路に秋の深まりを告げる恒例の観光行事となり、毎年11月3日の文化の日に日本古式弓馬術協会の射手が疾走する馬上から弓矢を放って的を射ぬく流鏑馬の妙技を奉納、多くの参拝者が訪れている。 今年は第10回を記念して3日午前10時から近江神宮境内の青少年研修センター「近江勧学館」で流鏑馬教養講座が開かれ、日本古式弓馬術協会理事長で武田流鎌倉派の正統師範を務める金子家堅氏が「流鏑馬」について特別講演する。受講は無料だが先100人で締めきりとなるので、受講希望者は午前9時半の受付開始時に行く方がよい。 本番の流鏑馬奉納は、引き続き午後0時半から2時まで同神宮の正参道と拝殿で行われる。儀式は0時半から内拝殿で出陣の鏑矢奉献*かぶらやほうけんの儀に始まり、午後1時から大鳥居前−本殿石段下の正参道長さ220メートルの馬場で騎射凱陣*がいじんの式。日本古式弓馬術協会の5人の射手が馬に乗って流鏑馬を奉納する。射手らの姿は綾檜笠*あやひがさをかぶり、金糸の鎧直垂*よろいしたたれを着けて袴*はかまの上にシカ革を当てた正調衣装。射手は参道を疾走、60メートル間隔で設けられた3ヶ所の54センチ四方の式的や競い的、土器三寸的に矢を命中させる華麗な技を披露する。(1999年10月) |
[an error occurred while processing this directive]P.V.
COPYRIGHT© 1997-2000 The Communique Tribune. All Rights Reserved.
COPYRIGHT© 1997-2000 Nishi Oumi Journal. All Rights Reserved. 歴史散歩の著作権は京都新聞西近江販売所連合にあります。 |