唐崎神社 7月28、29日みたらし祭 |
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唐崎社務所。TEL. 077(579)8961。 |
唐崎神社は日吉大社に付属した神社で、祭神は女別当神。この日吉大社神主の祖妻、別当姫が日吉大社から持ってきた一本の松を湖庭に植え、別当姫の死後、遺言によって松の下に神として祭ったのが唐崎神社のおこり。近江八景「唐崎の夜雨=唐崎の松」で有名な所で、昨年6月に、唐崎神社の湖岸が県文化財に指定された。 7月28,29の両日、この唐崎神社で営まれる「みたらし祭」の説明は、以前に書いたので今回はその続編として、近畿ではここだけの行事となっている「手筒花火(てづつはなび)の神事」を中心に、みたらし祭の各催しについて解説を加えた。 夏越(なごし)の祓(はらえ)を代表する唐崎神社のみたらし(御手洗)祭」は、7月28日と29日の両日とも終日、茅(ち)の輪(わ)くぐりとご祈祷(きとう)が行われる。そして、関連の催しとして行われるのが、両日とも午前10時と午後六時から本殿前である湯神楽(ゆかぐら)と、午後7時からの湖上炊上祭(こじょうたきあげさい)。そして、29日の午後8時からクライマックスを飾る手筒花火の奉納が湖上で繰り広げられる。 手筒花火というのは、花火の筒を片手で持って打ち上げる戦国時代の手筒小銃の名残と伝えられ、近畿で披露されているのはここだけ。今年も富幕開進社(ふばくかいしんしゃ)の花火師社中約40人が、1人2本から3本、合わせて約100本手筒花火を湖上で打ち上げ、参拝客は勇壮な日の祭典に酔いしれる。 特別祈祷は二日間とも朝から夜まで続けられ、遠近よりの祈願者でにぎわう。祈祷料は五千円。また「みたらしだんご」のルーツとされる御手洗団子(みたらしだんご){竹串にさした青黄紅白の米だんご}や、みたらしだんごのお守り授与もある。(1999年7月掲載) |
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