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[メモ] 例年は4月17日〜23日に下向、5月2日〜9日に上洛の御影道中日程。
福井県・吉崎東別院 TEL0776(75)1904。 |
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真宗大谷派の僧や門徒、浄土真宗信徒らが中興の祖・蓮如上人の御影(ごえい)(肖像画の軸)を携えて、京都の本願寺から福井県坂井郡金津町の東本願寺吉崎御坊(よしざきごぼう)(東別院)までの約240キロを練り歩く「蓮如上人御影道中(ごえいどうちゅう)」が、今年は、東本願寺の蓮如上人五百回御遠忌(ごえんき)法要が終わった翌日の4月26日から5月18日にかけて行われた。蓮如上人と、縁(ゆかり)の深い西近江路では御影道中を迎えて各地でもてなしの休憩所が提供される。蓮如上人五百回忌をご縁として簡単に、その足取りをたどってみた。 本願寺文書によると、蓮如上人の没後、北陸教化の苦労と遺徳を偲んで吉崎で命日の日に前後して、吉崎御坊道中は宝暦(ほうりゃく)二年(1752)に本山から御影を運んだのが始まり。今年で325回目の御影道中となる。 東本願寺を出発するのは例年は4月17日で、西近江回りで福井県・吉崎御坊に到着するのが4月23日。ここで法要のあと吉崎御坊を5月2日に出発し、東近江回りで5月9日に東本願寺に帰ることになっている。片道250キロ、6泊7日の道中で、御影を収めた黒塗りの駕籠(かご)を台車に乗せ、門信徒ら約50人が綱を引いて「蓮如上人さまのお通りー」と声を掛けながら歩き続ける。 東本願寺を出発して、最初の宿泊所となるのは大津市小関町の等正寺(堅田源兵衛の首がある寺)で、翌日の4月18日(今年だけ4月27日)には唐崎1丁目の寺田万寿夫氏宅・雄琴6丁目の傍島富士男氏宅・志賀町南船路の増田重次郎氏宅・南比良の中村康造氏宅・南小松の聞名寺・北小松の小林宗敏氏宅などで休憩して、お茶やお菓子などの接待を受ける。 雄琴の傍島富士男氏(78歳)西本願寺門徒ら親の代からの接待だ。(1998年6月掲載) |
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