10月7日 大津祭 |
[交通メモ]
京阪電鉄浜大津駅から 徒歩5分。 JR大津駅から同10分 |
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十月十日が恒例だった祭日を変更して二年目の「大津祭」。今年は十月六日(土)が宵宮、七日(日)が曳山巡行となる。平成十二年より十月の体育の日の直前の日曜日が本祭となったためで、初年度の昨年は特に土曜日の宵宮が例年以上のにぎわい、日曜日の本祭も十万人の人出を記録した。 江戸時代、商都として繁栄した町衆の経済文化力を背景にして生まれた大津祭は、今も十四の町内が十三基の曳山を守り、祭りを運営している。祭りの歴史や内容は先の当欄で書いたので今回は、大津祭の魅力を体験してもらおう―と、大津市が一九九一年(平成三年)に開館した大津市中央一丁目、丸屋町商店街内の大津祭曳山展示館について紹介してみた。 同展示館は今年十月一日に開館十周年を迎える。月曜日と祝日翌日の休館日、それにお盆と年末年始以外はいつでも見学できる同館を訪れると、吹き抜けになった玄関ホールに、高さ六.八メートル、重さ六トンという丸屋町地元の曳山「西王母山」実物大のレプリカが展示されていて、来訪者を圧倒する。 二階建ての館内には祭りに登場する十三基の曳山を華やかに飾るゴブラン織りの幕や装飾金具、全曳山の写真とミニチュアなどを二カ月ごとに順を追って展示。打ち合わせから、くじ取り、宵宮、本祭と大津祭を体験できるビデオの上映もあり、音響効果によって祭りのムードたっぷり。年中、大津祭に参加できる展示館となっている。 開館十周年記念として十月八日から特別展。入館無料(ホールの使用は有料)。見学時間は午前十時―午後七時。問い合わせは同館 TEL.077(521)1013。(2001年10月号掲載) |
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